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ムネンをショゾン [bromeliads]

宝物の様に大切にしていたのに、傷物にしてしまったムネン。
そんなムネンを、今度こそ晴らすショゾン。





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Tillandsia "Eric Knobloch"

3年前に手のひらサイズを手に入れた、エリックノブロック。
ブラキカウロス由来の伸びやかな葉っぱが、ストレプトフィラの血筋でくるりんと外反して・・・・・おまけにお尻がでっちりと壺型に。
ソラモーあんた・・・・・イカさないハズがないハズなのです。
招いた当初は、まだタダのブラキにしか見えないヒトでしたが、それでも可愛くてしかたなく、毎日この手に乗っけては、ヘラリとしていた僕なのでした。
その後順調に育って壺っぽくなり、すっかり飼い主の宝物としてのポジションを確立。
そして2年をヘテの去年、赤ぁく染まって開花。
ソラモー、感激しないハズがない・・・・・ハズだったのですが。
赤く染めるコトにフシンする飼い主が、サラなる強光にサラす、という余計なイッテをコーじたタメに。
強光過ぎて葉焼けしてしまう・・・・・という、残念な開花となってしまったのでした。
2年の歳月をダイナシにする、飼い主が演じたこの失態。
バンシに値する、マサニ大失態と言えましょう。





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宝物として、傷一つ付けない様にコトサラ気をつかって育テテいただけに、この葉焼けには深く傷ついた飼い主。
開花後に吹いたたったひとつの仔を、次こそは、と、ヒソカに意を決して育テテいたのです。
その甲斐あってかなくってか、すくすくと育ったのがこのヒト。
なるべく親から外さずに育てたのがコーをソーし、このひと夏で、既に親株の開花時より、ひとまわり以上大きく育ちました。
ここのトコロの寒さにあたり、葉縁が赤く染まって大変に綺麗。





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葉の縁だけが染まっているタメ、このヒトのフォルムが強調されてイイカンジ。
赤と緑との対比もイイし、ところどころ赤く斑に染まったトコロが、うっすらとしたトリコームに透けて見えるトコロなんて、実にイイカンジなのでした。
葉縁の赤が先にいくにつれて重なって、葉先は赤だけになってるあたり・・・・・うん、ホントにイイカンジ。





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そろそろ壺っぽくなってきたこのヒト。
交配親のストレプトフィラの様な、ホントにでっちりの壺フォルムじゃないんですよね、ビミョーに壺。
このビミョー具合がゼツミョー。
ストレプトフィラの交配種にハズレなし、ってのもうなづけるカンジ。
強いしね、カッチョイイし。
交配親としてのストレプトフィラこそ、ゼツミョーなのかもしれません。





宝物としてのユエンを、あますトコロなく訴えてくる、最近のこのヒト。
今でもジューニブンに綺麗なこのヒトですが。
来年の夏あたり、今よりもサラニひとまわり大きくなったこのヒトが、真っ赤に染まって咲くのかと思うと・・・・・飼い主の胸は高まるのでした・・・・・が。
高まるホド二、あの葉焼けの恐怖がもっと高まるのでした・・・・・
でも、もっと高まってはいるのですが・・・・・今度こそ、との思いがもっともっと高まっているので。
きっとダイジョブ。
今度こそ・・・・・今度こそ、との強いオモイで、あのムネンを晴らすショゾンなのであります。













ズット待ってた白花 [bromeliads]

季節は秋。
・・・・・・いやー季節ひとつ、丸ごとブッ飛ばしちゃったよ。
園芸やめちゃったワケでもなくて、ちゃんとお世話はしてたんですがね。
なんだかヘンな夏で、写真撮れる時間のある日・・・・っていうと、決まって曇り空
ってか、ホトンド曇ってた気さえする、今年の夏でした。
写真も文章もヘタクソなので、せめて明るい写真が撮れないと記事書く気にならない飼い主。
先の台風が去った後からようやく良いお天気が続き、ドーやら写真も溜まってきたので・・・・・イザ再開、と、コーユーワケなのであります。





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Tillandsia vernicosa "purple giant"

再開を祝すかの様に昨日開花した、ヴェルニコーサ。
やって来て3年。
そろそろ咲くかなぁ・・・・・と思い続けて早2年。
成長が遅くって、もーナンだか育ってんだかナンナンだか、ただヒタスラに顔を眺め続けて3年たちました。
今にして思えば、長かったような、短かったような。
そんな3年でした。





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花序は6つに分枝。
Ⅲ世本に載ってるみたいな、変態チックな枝分かれにはザンネンながらなりませんでしたが・・・・・こんなモンかな?
栽培してる本人としては・・・・・ジョーデキである!・・・・・と断言してヤマナイのであります。
オノレの腕前は知ってるし。
花序が伸びてきてから比較的好天に恵まれたタメか、艶っぽい赤に染まってくれました。
艶赤い花序が、身をくねらせるように反り返って・・・・・ナンだか官能的でイイカンジ。





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艶めかしい艶のある赤から、小さな清楚な白花のチラリズム。
神様やるねぇ・・・・・って思いましたね、うん。
ゼツミョーです、ゼツミョー。
おっさん的な感性からすると、ゼツミョーと思われます。
ちょいラメなカンジとかね、うん、ゼツミョー。





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白磁の様なぬくもりのある白花は、イツもの三弁花。
思えばこんなチッコイ花を、足掛け3年・・・・・ずっと待ってたんだよな・・・・・
そー思うと、感慨もヒトシオ。
今ではもう見慣れた白花ですが、なんだかシミジミとしてしまって、ゆっくりと眺めていたい気分になります。
でも、仕事から帰ったベランダは真っ暗だし、次の週末にはひょっとしたら終わっちゃってるかも・・・・・
花期がもう少し長ければイイのに・・・・とは、チラの開花でイツも思うコト。
まぁ、今回は花序も沢山あるコトですし、ちまちまとひとつづつ咲いてくれれば、しばらく楽しませてくれるのかもしれませんが。




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パープルジャイアント、とは言うモノノ。
葉の染まり具合はイマヒトツ。
ナンでかなぁ・・・・・去年なんか、そらもーヤバイくらいに染まってたのに。
今年は色上げを意識して、水は少なめにしてたんですけどね・・・・・
ヤッパリ曇りが多かったからかな・・・・・
まぁ、ガッチリ紫、艶々赤、チラリ白花の組み合わせは、数年後に持ち越しです。
気の長いハナシではアリますが・・・・・楽しみでもアリ。





今日はヒサビサに神代に行ってきました。
最終日というコトもあってか、趣味家が少なくて、お店の人ともイロイロ話せて楽しかったです。
天気も良かったし、このヒトも咲いたし、神代でもイイヒトと出会えたし。
とても充実した休日でした。
夏の終わりゴロからちまちまと撮っていた写真もまじえて、ひと月くらいは更新できそうなので、ヨロシクお願いイタしますですハイ。













タイラカに育て [caudex]

ポッコリを平らにするタメに、日々自転車に乗る飼い主であります。
このひと月の間にも、順調にベルトの穴イッコぶん、平らになった飼い主のお腹でありますが・・・・・
いかんせん、梅雨。
この、日々ソボ降る雨と、そしてオシリ、加えて先日行ったベランダ掃除による全身の異様なホドの筋肉痛、サラニは、クビの寝違え・・・・・ナドナドにサイナマレ、この2週ホド乗れずじまいでありました。
自転車乗るどころか、満身創痍。
シカシテ、本日。
体もジョジョに癒え、曇りながら雨の予報がなかった本日に、ひさびさの自転車復活。
40kmホドを、ヒーコラヒーコラバヒンバヒンと走って来たワケであります。





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Euphorbia globulicaulis
Somalia Nr.13807

海を越えてやってきて、もう2年になるグロブリカウリス。
チッコイくせにミドコロの多い、可愛い小イモ。
育て方の情報などマッタク見当たらないタメ、いつものゴトク、オソルオソル栽培法を決行中なのですが、意外に強いヒトらしく、最近はあまり不安も感じずに世話を出来る様になりました。
ある一点を除いては。





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一点とはすなわち、このぽっこり具合。
イモからイモが連なる様に育つグロブリカウリスですが、やって来た当初からついていた子イモはペタンと平たいのに、我が家でショーじた子イモは、丸くポッコリ育っているのです。





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丸くて可愛い、このポッコリ具合。
ハナからこのポッコリ植物が売っていたら、僕は間違いなく買ったでしょう。
デモデモ、このヒトは、本来そういうヒトなのか・・・・・と。
ホントは平らにペタンとした小イモなのではないかと・・・・・ソコんトコが不安なのです。
なにしろ、成長するとドーなるのか、そんな知識も情報もなくて・・・・・不安。
日が足りないかと、昨年からは直射に当ててみたモノノ、さしたる変化は見られず。
水が多いかと水を減らすと、トモスレバ葉を落としはじめてしまい。
ドーにも、そのヘンのさじ加減がわからないのでした。





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枯らさず育てるダケであれば、ドーやらソーむつかしいモノではナイらしく。
小さいケド味のある葉は、今年も実に愛らしくて、フト見ると、コレまた小さな花もちんまりと咲いているのでした。
ドーやら健康そうに見えるけど、ドーにも心配なこのポッコリ具合。





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他のイモと違う、顔のあるイモ。
ウーパーっぽいこの顔は、やはりペタンとしていればコソ可愛い気がして。
ポッコリだと、この雰囲気は出ない気がするのです。
もっとも、コレはモー、こういうモンなのかもしれないワケですが。
あるいは、今はポッコリしている小イモ達が、これから横に育ってくれればイイワケで。
そういう意味では、今年の成長具合が気になってショーがナイ、最近の飼い主。





ポッコリはね、ソレはソレで良いモンですよ、アレも。
丸くってやわらかいしね。
つい叩きたくなる様な、そんな愛おしさもあるし。
でも、世間様はそうは思ってくれないコトを、身を持って知っている飼い主。
だからコソ、ヒーコラ自転車乗ったりしてるワケで。
我が身より可愛いこの小イモが、将来、世間に受け入れてもらえなかったドーしよう、と。
飼い主の育て方が悪かったバッカリに、自分と同じ苦労をこのヒトが味わったらドーしよう、と。
だいたい、飼い主バッカリ平らになってドーする、と。
このヒトは、一回ポッコリしたらアウトだぞ、と。
自転車乗れないぞ、と。
焦りバカリがつのるサッコン。
デモ、このヒトが自転車乗ってるトコを想像すると、なんだかヘラっと幸せな気持ちになったりもしてしまう・・・・・そんなサッコンなのでありました。













ダンダン好きになる [other suculents]

最初は怖いバッカシ・・・・・でもダンダンと。





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Aloe spinosissima

多肉にムチューになり始めたコロというのは、そらもー五里ムチュー。
見るヒトすべてがカッチョ良く見えて、その全部に興味があり、しかし育て方などひとつもわからず。
そんな中で、いくつかのアロエを、買ったり貰ったりしたワケであります。
このヒトもそんなヒト、そんなコロにオクでポチッたヒト。
spinosissimaの名前でポチり、到着後にネットで調べたトコロ・・・・・・
全くの別人でありました。





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旋回します、ってのがオクでの売り文句。
ナルホドナルホド、spinisissimaのspinは旋回ってコトね・・・・・と勝手に思い込み、旋回アロエカッチョ良し、とバカリにポチッたヒト・・・・・なのに、実際にはspinisissimaではなかった・・・・・のに、ちゃんと旋回はするのです。
ヤヤコシシ。
まぁ、旋回さえしてくれりゃ、名前なんぞドーでもイーから別にイーか・・・・・と育て始めたワケですが。
そのコロ、たまたま他所からオマケにもらったドリアンフレークの増殖具合が、そらもー、凄まじく。
飼い主のココロに、アロエへの恐怖心を、ガッチリと植え付けたコロだったのでした。
ソンなコロだったので、やってきたバカリのこのヒトへの恐怖心もタダゴトでなくなってしまい。
恐怖が興味を上回ったアゲク、このヒトは、以降、月に一度程度の水しか貰えなくなってしまったのでありました。





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しかしながら、ソコはソレ、アロエ。
月一度の灌水でも、枯れハテるコトなく。
ダンダンと育ち、葉もダンダンと巻き始め。
ダンダン茎が立ち始め、旋回する葉が一周して、螺旋階段の様なダンダンを作ったコロから、眺めているのがダンダンと楽しくなり。
飼い主は、このヒトがダンダン好きになってきたのです。
この過程で、徹底的に水を辛くしていると、さすがのアロエもそうグングンとはこない、というコトを学び。
アロエに対する恐怖もダンダンと薄れ、余裕を感じ始めると同時に、アロエそのものもダンダン好きになってきたのでした。





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水が辛いタメ、一年のホトンドを紫色になって過ごしているこのヒト。
たまの水遣り後に緑を取り戻すと、緑と紫のグラデーションに、地味目の斑紋が浮き上がって見えて可愛らしく。
月に一度の水遣りは、月に一度のお楽しみとなりました。





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イツでも飼い主を恐怖に陥れていたアロエの仔吹きも、今の灌水ペースなら恐ルルにたらず。
この仔株も、昨年にはスデニ顔を出していた仔なのです。
アロエの仔といえば虎の仔もドーゼン、可愛いなんて言ってると喰いコロされてトーゼン・・・・・・と思い込んでいた飼い主。
虎の仔も距離を保てば安全な様に、アロエとの安全な距離感も、ダンダン掴んできたモヨーです。





どうやら、Aloe pechitaらしい・・・・・と気付いたサッコンですが、ヤハリ名前などどうでも良く。
飼い主にとって重要なのはダンダン。
ダンダン好きになっていった、イイカンジの斑紋がダンダンを描くこの姿。
葉の長さや湾曲が不揃いなのは、ヒョットして水加減が悪かったんでしょうか。
今の目標は、この葉の形を揃えるコト、よりカッチョ良いダンダンを育てるコト。
結構むつかしいコトの様に思えるのですが、このアロエにはイロイロなコトを教わりましたので。
またチョットづつ教わって、ダンダン成長できれば良いなぁ、と、カヨーに思ってる次第なのです。













おイモ ゴロゴロ [caudex]

チッコイけど・・・・・充分ゴロゴロ。





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Adenia kirkii

2年前、春の神代でめっけたキルキー。
チッコイだけあって、お値ゴロで入手。
親指サイズの手ゴロなイモから、つるつるとつるを伸ばす、可愛いヒトです。
チッコイから冬を越えないんじゃナイか・・・・・と、当初はかなり心配しましたが、2回の冬を無事に越え、今年もつるを伸ばし始めました。





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イモの中では、ヒョットすると一番好きなのがアデニア。
イモがオサレな色だったり、葉に特徴があったり、斑が入ったりと、結構個性的なのに、過剰なカンジがしないトコロがお気に入り。
このヒトも、斑入りの葉がとっても綺麗。
葉の形も個性的な上に、アデニアらしく、葉の形の変異が大きくて、いろんな葉が出てきます。
そんなこのヒトが可愛くて、飼い主も日ゴロからナニかと目をかけて、ネンゴロな関係を築いているのでした。





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飼い主のヒソカな楽しみが、このミニチュアサイズの新葉。
次の葉はいったいどんな形だろう、と楽しみにしている飼い主には、この葉が徐々に大きくなるのが楽しみでしょうがありません。
イモがチッコイからなのか、ソレともモトヨリこういうヒトなのか、成長はワリと遅め。
目覚めるのも遅くて、今年も今ゴロになってようやく葉が大きくなってきました。
夏の間も、そう葉数を増やすコトなく、だいたい4~5枚といったトコロ。
ただ、イモにくらべて葉がやけに大きくなるタメ、春に動きだしたこのくらいの時期が、一番可愛くて見ゴロ。





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丸くてチッコイ、一口サイズのイモ。
コーかフコーか、食べられるイモではありません。
デモ、もし食べられたとしても、トーテー食べゴロとは言えず。
デモデモ、そんなトコロも良いトコロ。





チッコイながら、充分にアデニアの魅力を振りまいている、このヒト。
だったらイッソ、とうぶんチッコイまんまで居てホシイ気もするのですが。
ソコはヤッパリ、少しヅツでも大きくなって。
ゴロリと横たわる大イモとなったこのヒトを、ゴロ寝しながら眺めるのが、飼い主の夢でもあるのです。













2年かかったチエノワ [other suculents]

やって来た瞬間からヒネりが入ってしまうヒトがおりますね・・・・・タマに。
くぃっ、とヒネったくらいであれば、まぁ様子見てれば、たいていはナントカなるワケでありますが。
中にはモー、グリングリン、ギュリンギュリンと、ナニもソコまで・・・・・ってくらいにヒネリを入れてくるヒトもおるワケであります。





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Echeveria strictiflora

矢印の様な葉っぱが素敵なストリクティフローラ。
カッチョ良いわぁ・・・・・と、2年前にポチリ・・・・・したのですが。
やって来た瞬間からヒネリが入り、ウンともスンとも言わなくなり・・・・・1年が経過。
昨年、思い切って植え替えてみたモノノ、ヤハリ動きナシ。
時々触ってみると根付いてきた気配があったりするのですが、しばらくしてヤッパリ動きがナイ事にゴーを煮やした飼い主が触ってみると、グラグラと根がなくなってる気配・・・・・コレをひたすら繰り返す事が、このヒトの2年間でありました。
以来、国宝の壺でキャッチボールする時くらいのシンチョーさをもって接し、ココに来てようやく動き出した、とカヨーなワケにございます。





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その間、置き場所もケッコー変えました。
この冬の間は、今までよりもかなり暗いトコロに置いたトコロ、ソレが良かったモヨー。
水遣りも、思い切り辛くしてみたのも良かったのカモ。
かつて、マッッッッ・・・・・ッタク動きのなかった成長点付近も、今では健康ソノモノ。
ツンツンと触れてみてもグラつくコトなく、ココまでくれば一安心、と先日植え替えてみた次第。
植え替え後も、順調に生育しているみたいで、ホッとしてるトコ。





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ナニシロ、この青白い肌に赤い縁取りを、最後に見たのは2年前。
ソレも一瞬の間のコトでしたから、実は良く覚えてさえいないのです。
コーして見ると、ヤッパシ綺麗。
あきらめずにガンバッテ良かったと・・・・・感慨深げな飼い主。





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デモデモ、ルビーの様に赤くなった縁や斑点は、下葉になると焼けた様な色あいに。
えぇ?・・・・・まだ明るすぎるのか・・・・・?
オソラクは、置き場所をイロイロ試していた時に、一時直射の当たる場所へ移したコロの痕だとは思うのですが。
念のタメ、もう少し暗いトコロに置いてみる・・・・・?
ソレはさすがに徒長がコワくて、ためらってしまいます。
せっかく動いてるんだし、もう少しこのままの場所で様子見にケッテイ。





しかし、時間がかかったな。
なんか、ヒネリにヒネった知恵の輪を、2年かけてほどいた気分。
でも、なんでこんなにヒネちゃったんだろ?
お店の温室と我が家のベランダとでの、環境の激変が原因?
ソレとも、やってきた瞬間に植え替える派、の飼い主が問題?
なんていうか、お店との相性もある気がするんだよなぁ・・・・・
でも、そのお店との相性も、属によって違う気もするし・・・・・
うーん、ナヤマシイ・・・・・
まぁ、せっかく知恵の輪ほどけたんだし、むつかしいコトはとりあえず置いといて。
今は、2年ぶりに動き出したこのヒトを、思う存分眺めてみようと思います。













演歌のココロ [bromeliads]

チンキー界では、ワリにヂミな存在と思われるクリプタンサス。
てか、フツーの園芸店でも売ってるし、ソモソモがチンキーではないのカモ。
でも、2方向の葉だけヤケに伸びていくヘンな姿や、葉模様、色、名前、ナドナド・・・・・飼い主的にはソコハカとなくチンキー臭が感じられて、かなり好きなのでした。





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Cryptanthus hyb "Circuit Breaker"

トコロがこのヒト達。
売り場にいる時はチッコクて可愛いくせに、我が家に来てから調子に乗ると、グングン大きくなって子を吹いて・・・・・
スペース的に、ベランダでは手にオエナクなります。
飼い主はクリプのコレを、暴走、と呼んでオソレテいるのでした。
このヒトも昨年暴走し、株分けをメンドがった飼い主のせいでこんな状態に。
おまけにベランダへ出して間もないタメ、色は冴えず、葉先も枯れこんで・・・・・
もはやクリプの良さはカンジられず、乾物のワカメにカビが生えた様な・・・・・そんな風情すら漂わせているのデス。





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あぁ・・・・・コレはさすがにヒドイなぁ・・・・・と思いながら見てみると、真ん中から、小さな白い可憐な花。
しかも、周りにはスデニ咲き終えた花がホロホロと。
うーん、カワイソーに。
ヂミな花ながら、葉が本来の美しさを保っていたら、もうちょっと綺麗な開花だったろうにと、飼い主はジャッカンの罪の意識を覚えるのでした。





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ボロボロになってしまった、そのココロを咲かせたかの様な、この可憐な白い花。
演歌だね、演歌。
ほぉ、陽気で好色な南米のヒトだとバカリ思っていたのに、まさかに和のココロを持っていたとは・・・・・ナドと、感心シキリの飼い主ですが。
サンバのヒトに演歌を歌わせてしまったのは、モチロン飼い主のズサン管理。
だいたい、デカクなるのも群生するのもフツーだからね、暴走とかじゃナイからね。
フツーに育ってんのに、暴走扱いなんてされてりゃ、そら演歌のヒトツも歌おうかと言うモノ。
スマンかったね。
まぁ、コレから夏だから、今年は思い切り暴走するのを許してあげよう。
その前に、まずは株分けかな。






クリプの管理も、まだまだわからないコトがイッパイ。
根もない状態で2カ月以上耐えたかと思うと、絶好調だったのに唐突に芯がツブレちゃったり。
過去には、大事にしてたカッチョ良いクリプをダメにして涙したコトもあり・・・・・まだ学ぶコトが多い様・・・・・なのですが。
とりあえずこのヒトが、演歌のココロを持ってるってコトだけはわかった、飼い主なのであります。













イツモのカンジ [sempervivum]

ナニやってもダメでアキラメ。
アキラメられた植物がイイカンジ。
コレが飼い主のイツモのカンジ。





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Sempervivum Pacific "second try"

かつて、あまりの愛らしさに飼い主を熱狂させたセンペル。
見るヒト見るヒト可愛く見えて、ついつい数も増えました・・・・・が。
結局、ソコまで綺麗に染められず。
ヤッパ、我が家ではムリなのかな・・・・と、イツモのカンジで放置気味に。
放置後、ハオと同じ棚にあったセンペルがナカナカノ赤さに・・・・・と、コレもイツモのカンジ。
あぁ・・・・・環境のせいでなく、オノレのせいだったのだなぁ・・・・・・と・・・・・全くもってイツモのカンジ。





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かつて、直射の当たる大奥に置いても染まらなかったのに、ハオと同じ場所で染まるとは・・・・・
ドーヤラ、水が多過ぎたモヨー・・・・・今まで何回コレを書いたコトか。
結局、土が乾いたら水やる、とか、2週にイッペン、とか。
そういう、初心者向けの育成上の決まりゴトから、抜け出せていないのでしょう。
我が家には我が家での、センペルを染まらせる水遣り間隔があったモヨーで。





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このシーズンの水遣り加減が、我が家で赤く染めるのにはイイカンジだった、と、こういうコトの様。
下葉も枯れすぎず、数も増えすぎず、イイカンジの一鉢になってくれました。
つるん、とした深い赤色の葉がメタリックに光って、とても素敵です。
そんなメタリックな葉先に、ちょろん、と綿毛のボンボンがついてるトコロが実にヨシ。
飼い主を、ヒサビサのセンペル熱に陥れたのでした。





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染まらないコロにはニクらしくさえ思えた、この子だくさんぶり。
アレコレやったりアキラメたり・・・・・イロイロしてるうちに、我が家のセンペルもだいぶ減ってしまったけれど。
モー大丈夫。
今の飼い主は、コツをつかんだ手応えをシッカと離さないのです。
お庭があるのが理想ですが、こうしてベランダの与えられた環境でイロイロ工夫するのも、ナカナカ二楽しいモノ。





イツモのカンジで、結局、放置した植物に答を教えてもらった飼い主。
こんなのがイツモですから、ナントモ情けないハナシ。
答を教えてくれたセンペル達にはおワビとして、次のシーズンみんな綺麗に染めてあげようと思います。
そして、上手くいくとすぐチョーシに乗るのも、飼い主のイツモのカンジ。
いよいよアコガレの、センペル寄せ植えなんぞに手を染めてみようかと・・・・・そんな野望もチラ見せているカンジなのです。













ソッチ系 [bulbs]

鉢から一本、男らしくドドーンと屹立して欲しかった、ナニコレ棒ことユニフォリアツム。
実際にはドドンと屹立するコトなく、ぐんなりしんなり、哀愁オビテ伸びたワケでありましたが。
ココに来て、ある疑いが浮上したモヨー。





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Ornithogalum unifoliatum

春を迎えてスグ。
ぐんにゃりとヒト知れずガンバッテいたナニコレ棒ですが、ヒニヒニぐんにゃり度が増してゆき。
オソルオソル触れた飼い主の指先に耐えきれず、パッタリと倒れてしまったのでした。
あぁ・・・・・ナンともハヤ、せつない光景。
このヒトに男らしさを期待してやまなかった飼い主には、耐えられないこの光景。
そんな光景に目をそむけ、ナニコレ棒のコトを忘れようとつとめていたある日。
代わりにとバカリ伸びてきたのが、この花茎。
一方からしか日の入らないベランダで、ヤハリくねくねしがちなモノノ、順調にスクスクと伸びて・・・・・そして咲いたのです。





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花はイカにも、オーニソガラムの花・・・・・当たり前だケド。
ともすればヂミなモノですが、飼い主はワリカシ好きな花です。
目を引く様な美しさはないケド、健康そうな春らしい花。





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ベージュ、黄色、緑の組み合わせ。
白じゃなくてベージュなトコがオサレ。
男一本ナニコレ棒の、意外な一面をかいま見た気もする愛らしさ。
てーか・・・・・このヒトに男らしさを求めた飼い主がバカだったのかもしれません。
素朴な優しい花を見たトコロ・・・・・ヒョットして女の子?





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飼い主の大好物、ほどけそうな蕾。
もー・・・・・実に可愛らしい・・・・・って、あぁ・・・・ヒョットして・・・・・
女の子ってかこのヒト、ソッチ系のヒト?
あー・・・・・そーゆーコト・・・・・
だとすると、今までの振る舞いも、スベテ説明がつくというモノ。
シカシながら、男の中の男を招いたツモリだった飼い主としては、いまだシャクゼンとせず。





さて、ソッチ系なのは本来の姿だったのでしょうか。
それとも、飼い主のせいで、今年はソッチ系にならざるを得なかったのでしょうか。
本来の姿がソッチであれば、ユユしきトコロですが。
一度は夢見た、ドドーンと一本、を完成させたい飼い主としては。
このヒトは、本宮ひろしばりの男であると信じたいトコロ。
秋には、飼い主の持てるスベテを結集し、このヒトのソッチ系疑惑をフッショクしたいトコロなのであります。













曇りがちミラーボール [haworthia]

梅雨だからショーがナイとはいえ。
コーも曇りバッカだとうんざりしてきますね。
大好きなヒトを前にしても、ついついネガティブシンキン。





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Haworthia hyb "mirror ball"

大好きな交配種、ミラーボール。
始めて画像を見た時は、なんて綺麗なヒトだろう・・・・・、と思いました。
もう、衝撃的。
その後、極小苗をかなりお高いお値段で売っているのを某所でハッケン。
んもー、ゼッタイにホシイ!、と即購入。
あれから3年。
今やフツーに売っており、しかも大苗。
価格もすっかりオテゴロ価格。
コレにて僕は、良く増えそうなヒトには高値で手を出さない、と言う大原則を学んだのであります。





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とは言え、初心者のコロに入手してちまちま育ててきたヒトは思い入れが違います。
なにしろ、3年かけてようやく、あの日見たミラーボールになったのですから。
例えこの大きさの株が、入手時の三分の一程度の値段で売っているサッコンだとしてもです・・・・・





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オブツーサの丸みを残しながら尖った葉先。
窓も実にイイ具合に線が入って。
とても良くできた交配種だと思います。
ラベルに入ってた売り文句は、最高傑作のオブツーサ。
うーん、看板にイツワリないカモ。
でも、このヒトを見るたびに、頭の中にこのフレーズが浮かんでくるのは困りモノ。





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大きさ的には、ソロソロ出来あがりでしょうか。
飼い主的には感無量。
でも、ソロソロ子株を吹くのでは、とオソロシくてしかたないサッコン。
もうひとまわり大きくなってホシイし、形崩れしてホシクないし。
ついでに値下がりもしてホシクない。
今さら下がっても関係ないっちゃないんですが、なんて言うか・・・・・精神的にね。
損した感がアリ。
ついつい株元バッカシ見てしまうのです。





さすがの最高傑作も、梅雨空の下ではホンリョーハッキならず。
ドコかドンヨリと、サッコンの価格低下を嘆いている様に見えてしまいます。
もっともそう見えるのは、梅雨にうんざりした僕の目が曇っているから。
ようやく出来てきた顔付きは、やっぱりあの日見た最高傑作のオブツーサのモノ。
むしろ、こんな素敵なヒトが、安くたくさん世に出回るコトを喜ぶベキなのでしょう。
ジッと梅雨空に耐えながら。
梅雨明けの空の下でこのヒトの成長を喜ぶ日を、楽しみにしている僕なのでした。














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