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タイムスリップで夏!シリーズ その3 “ボンヤリしてた夏” [bromeliads]

今年の夏は、総じて天気が悪くて。
ボンヤリとした夏でした。
ボンヤリとした夏を、ボンヤリと過ごしていた飼い主。
でも、そんな夏にとっても綺麗だったのは不思議なコトに・・・・・
やっぱりボンヤリとしたヒトだったのです。





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cryptanthus delicatus
Selby 1997-26

今年のお正月。
とある即売会で、いくつかのクリプタンサスが売られていました。
ホトンドは、ハデなシマシマのバンド系クリプ。
そんなバンド系の中にヒョッコリと紛れ込んでいたのが、このヂミクリプ。
ハデハデな中にヒョッコリ紛れ込んだヂミなこのヒトは、逆にヒョッコリ目立ってて。
日ゴロはあまり見かけないヂミな雰囲気に魅せられた僕が、ヒョッコリ値札をチェックしたトコロ。
値札もハデなバンド系に比べて、このヂミなヒトは値札もとってもヂミ。
値札にも魅せられた僕は、買い物カゴにこのヒトをヒョッコリと紛れ込ませたのでした。







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やってきた時は、体調が悪いのかと思うくらいの白地に、縁が茶色。
我が家で日に当たって、緑色の地に濃い茶系の縁どりに変化。
重層的な色のグラデーションがとても綺麗。
うねうねとうねる、あの硬い葉っぱもモチロン魅力的ですが、日加減ひとつで顔つきがホントに変わってしまうコトも、クリプ達の大きな魅力。
ヂミだけど、コレで意外と個性あるヒト達。





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ボンヤリとしたカラーリングが素敵なこのヒトですが、立ちあがる硬い葉っぱのフォルムはシャープでスッキリしたデザイン。
きっとそのせいで、余計にボンヤリカラーが味わい深く見えるのだと思います。
ヂミな色同士の重ね合わせで、全体が逆に個性的に見えるという、実にゼツミョーな配色。
色合いのハッキリしたヒトの多い夏のベランダにあっては、むしろとっても目立って見えたのです。





我が家の夏をボンヤリと飾った、このクリプタンサス。
今年のクリプは、みんなワリと元気に育って綺麗だったのですが、シマシマバンドだったり蛍光色だったり茎立ちしたり・・・・・そんな個性的なクリプ達の中で、一番綺麗だったこのヒト。
そのゼツミョーなボンヤリ加減は、暑さにボンヤリしてた飼い主の頭を、その美しさで、むしろスッキリさせてくれていたのでした。












サダメのママ [bromeliads]

の姿コソ美しい・・・・・と、そう思うのです。





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Cryptanthus lacerdae menescal

シダレるクリプ、メネスカル。
昨年の今ゴロ、コッソリ我が家へ招き入れ、ヒソカに育テテいたのです。
根っこなんてカケラもナイ、ソレはソレは小さな子株だったので、冬の間はモー・・・・・ヒヤヒヤし通し。
春まで発根した様子もなかったのですが、春になるとぐんぐん動き出し、たったひと夏での開花。
クリプって強いんだよなぁ・・・・・でも、突然芯がイッてしまう時があるので気が抜けないトコロ。
ボルドーに銀模様の葉、そして白い花。
クリプの硬い葉と銀色がミョーにマッチして、タイヘン端正なヒトであります。





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小さな白花は、見れば見るホドに可憐。
蕊まで真白い、清楚な花。
派手なヒトの多い夏場のベランダにいると、なおさらに可愛らしく見えます・・・・・・が。
マニアックな飼い主が期待していたのは、今が盛りのこの花ではなくて・・・・・このあとにタレてくるであろう、子株
ランナーを出して、子株が親株にぶら下がる姿こそ、このヒトの真骨頂。
銀色の親の周りにぶら下がる銀色の仔・・・・・その姿が見たくて招いたもドーゼン。
きっと銀色のモビールみたいで、さぞかし綺麗だろう、と、今からワクワクしているのです。




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銀色の葉のスキマを覗いてみても、今はまだ見えてこない、その子株。
もう少したつと、そろそろタレてくるハズなのです。
もっとも。
まだ、その姿を見るコトが出来ると決まったワケではありません。
飼い主の未熟さに、タレる前にクサってしまうカモしれず・・・・・
中には、愛らしかったオノレの花期を忘れられずに、タレるのを嫌がって、ナニかと誤魔化そうとするヒトもいるカモしれナイ・・・・・
ですが、ヒトは花の時期を終わるとタレてくるのがサダメ。
そのサダメのママの姿こそ、じょせ・・・・・メネスカルの一番美しい時期だと。
飼い主は、ツネヅネそう思っているのです。





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タシカニね~。
こんな可愛い花を咲かせたんだモノ。
イツまでも咲かせていたいに決まってるよね・・・・・
でもね、と。
花はいずれ終わるサダメ。
その後に、ヤヤもタレてきたカンジ・・・・・・仔を育んでるカンジこそが、とても素敵なんじゃナイか、と。
マニアックな飼い主は、そう、声を大にして訴えたいのです。





タレてるぐらいのカンジが好きとか、そういうカンジのコトではなく。
ヒトはいずれは枯れてしまうのがサダメ。
ならば、ムリに花期を長くしようナドと、自然の摂理に抗うコトもせず。
その時、その時の、ありのママの姿を愛していきたい・・・・・・と。
ママぐらいのカンジのヒトが好きと。
そういう話なのです。
メネスカルの話なのです。
飼い主は、ソンナンを訴えたいダケなのです・・・・・マジで、イヤイヤ、マジで。
ですがナンにせよ。
マニアックだとか、自分で言っちゃった時点で全て台無しだったと。
今になって気付いたのでした。













タンクブロメリアは・・・・・・風に弱い!!! [bromeliads]

左門    ビッシィ
飛雄馬  ガビーン





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Neoregelia Tunisia

チッコイのがホシイなぁ・・・・・とツネヅネ思っていたタンクブロメリア。
チッコイくせに、左門の様にふっくら壺型のヤツ。
そのヤツを、飛雄馬のようにギッチギチに固めて育てたい。
いっそ花形もからめて、タイガー系のヤツ。
そう思っていたのです。
そしたらオクに出てたのですポチッといったのです。
タンクの中に光を含んで、ぼんやりと行灯の様に光ってイカスのです。





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綺麗に育てたかったので、直射の当たる大奥に置きました。
大奥のスペースには限りがあるのですが、チッコイこのヒトならノー問題。
ミズゴケ栽培はあまり経験がなくてコワかったのですが、ベランダの柱の陰で泣いている姉ちゃんの為にも頑張ったのでした。
姉ちゃんの涙のブンだけ湿度が増したモノか、イイカンジで育っていたこのヒト。
でも・・・・・
大リーグボール同様、フッ飛ばされたのです。
風に。





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先日やって来た、超大型台風。
ゴーゴーと唸りをあげる風は、グラウンドの砂をフッ飛ばす左門のスウィングに負けるとも劣らず。
大リ・・・・・タンクブロメリアを、いともカンタンにフッ飛ばしたのです。
大奥率の高かった我が家のタンクブロメリア達は・・・・・壊滅寸前の打撃を受けました。
ホボ全てが大奥からフッ飛ばされ、鉢はワレ、風でガビガビに。
構造上、タンクは風に弱いです・・・・・
軽くて表面積が大きくて、風をはらみやすい形のタメ。
風の強いベランダでは、ヤヤもするとヒックリ返ったりします。





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幸いミズゴケが外れずに根についたままだったタメか、すぐに復活、今では元気なこのヒト。
でも、土に植えていたヒト達は、いまだ養生に養生を重ねている最中。
幸いなコトに、そのままイッてしまったヒトはいませんでしたが。
今年の夏はタンクがみんな好調だったダケに、風対策に不備があったのが悔やまれて悔やまれて・・・・・・
大リーグボールを打たれた飛雄馬の様に目の幅の涙を流し。
大リーグボール攻略で花形に先を越された時の左門の様に、うらぶれて飲んだくれる飼い主だったのです。
その間に、花形は姉ちゃんと結婚したのでした。





今までも、似た様な経験はあったのです。
でも、植え替え直後でシッカリ根付いてない様な場合が多かったので。
夏場好調で、シッカリ根付いたヒト達が、鉢ゴトフッ飛ばされるなんて思わなかったのでした。
今回の被害は甚大で、サスガに凹みまくり。
タンクはやめてしまおうかとも思った飼い主でしたが。
タンクブロメリア・・・・・カッチョイイもんね。
風に弱いってのもわかったし。
冬場通して皆を養生させて、来年の夏には風対策をシッカリとホドコシ。
まだまだガンバルつもりなのですやめないのです。
むしろ、来年コソはこのヒトにギプスをハメて、ギッチギチに固めて育ててやろう、とたくらんでいるくらいなのでした。













ムネンをショゾン [bromeliads]

宝物の様に大切にしていたのに、傷物にしてしまったムネン。
そんなムネンを、今度こそ晴らすショゾン。





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Tillandsia "Eric Knobloch"

3年前に手のひらサイズを手に入れた、エリックノブロック。
ブラキカウロス由来の伸びやかな葉っぱが、ストレプトフィラの血筋でくるりんと外反して・・・・・おまけにお尻がでっちりと壺型に。
ソラモーあんた・・・・・イカさないハズがないハズなのです。
招いた当初は、まだタダのブラキにしか見えないヒトでしたが、それでも可愛くてしかたなく、毎日この手に乗っけては、ヘラリとしていた僕なのでした。
その後順調に育って壺っぽくなり、すっかり飼い主の宝物としてのポジションを確立。
そして2年をヘテの去年、赤ぁく染まって開花。
ソラモー、感激しないハズがない・・・・・ハズだったのですが。
赤く染めるコトにフシンする飼い主が、サラなる強光にサラす、という余計なイッテをコーじたタメに。
強光過ぎて葉焼けしてしまう・・・・・という、残念な開花となってしまったのでした。
2年の歳月をダイナシにする、飼い主が演じたこの失態。
バンシに値する、マサニ大失態と言えましょう。





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宝物として、傷一つ付けない様にコトサラ気をつかって育テテいただけに、この葉焼けには深く傷ついた飼い主。
開花後に吹いたたったひとつの仔を、次こそは、と、ヒソカに意を決して育テテいたのです。
その甲斐あってかなくってか、すくすくと育ったのがこのヒト。
なるべく親から外さずに育てたのがコーをソーし、このひと夏で、既に親株の開花時より、ひとまわり以上大きく育ちました。
ここのトコロの寒さにあたり、葉縁が赤く染まって大変に綺麗。





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葉の縁だけが染まっているタメ、このヒトのフォルムが強調されてイイカンジ。
赤と緑との対比もイイし、ところどころ赤く斑に染まったトコロが、うっすらとしたトリコームに透けて見えるトコロなんて、実にイイカンジなのでした。
葉縁の赤が先にいくにつれて重なって、葉先は赤だけになってるあたり・・・・・うん、ホントにイイカンジ。





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そろそろ壺っぽくなってきたこのヒト。
交配親のストレプトフィラの様な、ホントにでっちりの壺フォルムじゃないんですよね、ビミョーに壺。
このビミョー具合がゼツミョー。
ストレプトフィラの交配種にハズレなし、ってのもうなづけるカンジ。
強いしね、カッチョイイし。
交配親としてのストレプトフィラこそ、ゼツミョーなのかもしれません。





宝物としてのユエンを、あますトコロなく訴えてくる、最近のこのヒト。
今でもジューニブンに綺麗なこのヒトですが。
来年の夏あたり、今よりもサラニひとまわり大きくなったこのヒトが、真っ赤に染まって咲くのかと思うと・・・・・飼い主の胸は高まるのでした・・・・・が。
高まるホド二、あの葉焼けの恐怖がもっと高まるのでした・・・・・
でも、もっと高まってはいるのですが・・・・・今度こそ、との思いがもっともっと高まっているので。
きっとダイジョブ。
今度こそ・・・・・今度こそ、との強いオモイで、あのムネンを晴らすショゾンなのであります。













ズット待ってた白花 [bromeliads]

季節は秋。
・・・・・・いやー季節ひとつ、丸ごとブッ飛ばしちゃったよ。
園芸やめちゃったワケでもなくて、ちゃんとお世話はしてたんですがね。
なんだかヘンな夏で、写真撮れる時間のある日・・・・っていうと、決まって曇り空
ってか、ホトンド曇ってた気さえする、今年の夏でした。
写真も文章もヘタクソなので、せめて明るい写真が撮れないと記事書く気にならない飼い主。
先の台風が去った後からようやく良いお天気が続き、ドーやら写真も溜まってきたので・・・・・イザ再開、と、コーユーワケなのであります。





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Tillandsia vernicosa "purple giant"

再開を祝すかの様に昨日開花した、ヴェルニコーサ。
やって来て3年。
そろそろ咲くかなぁ・・・・・と思い続けて早2年。
成長が遅くって、もーナンだか育ってんだかナンナンだか、ただヒタスラに顔を眺め続けて3年たちました。
今にして思えば、長かったような、短かったような。
そんな3年でした。





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花序は6つに分枝。
Ⅲ世本に載ってるみたいな、変態チックな枝分かれにはザンネンながらなりませんでしたが・・・・・こんなモンかな?
栽培してる本人としては・・・・・ジョーデキである!・・・・・と断言してヤマナイのであります。
オノレの腕前は知ってるし。
花序が伸びてきてから比較的好天に恵まれたタメか、艶っぽい赤に染まってくれました。
艶赤い花序が、身をくねらせるように反り返って・・・・・ナンだか官能的でイイカンジ。





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艶めかしい艶のある赤から、小さな清楚な白花のチラリズム。
神様やるねぇ・・・・・って思いましたね、うん。
ゼツミョーです、ゼツミョー。
おっさん的な感性からすると、ゼツミョーと思われます。
ちょいラメなカンジとかね、うん、ゼツミョー。





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白磁の様なぬくもりのある白花は、イツもの三弁花。
思えばこんなチッコイ花を、足掛け3年・・・・・ずっと待ってたんだよな・・・・・
そー思うと、感慨もヒトシオ。
今ではもう見慣れた白花ですが、なんだかシミジミとしてしまって、ゆっくりと眺めていたい気分になります。
でも、仕事から帰ったベランダは真っ暗だし、次の週末にはひょっとしたら終わっちゃってるかも・・・・・
花期がもう少し長ければイイのに・・・・とは、チラの開花でイツも思うコト。
まぁ、今回は花序も沢山あるコトですし、ちまちまとひとつづつ咲いてくれれば、しばらく楽しませてくれるのかもしれませんが。




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パープルジャイアント、とは言うモノノ。
葉の染まり具合はイマヒトツ。
ナンでかなぁ・・・・・去年なんか、そらもーヤバイくらいに染まってたのに。
今年は色上げを意識して、水は少なめにしてたんですけどね・・・・・
ヤッパリ曇りが多かったからかな・・・・・
まぁ、ガッチリ紫、艶々赤、チラリ白花の組み合わせは、数年後に持ち越しです。
気の長いハナシではアリますが・・・・・楽しみでもアリ。





今日はヒサビサに神代に行ってきました。
最終日というコトもあってか、趣味家が少なくて、お店の人ともイロイロ話せて楽しかったです。
天気も良かったし、このヒトも咲いたし、神代でもイイヒトと出会えたし。
とても充実した休日でした。
夏の終わりゴロからちまちまと撮っていた写真もまじえて、ひと月くらいは更新できそうなので、ヨロシクお願いイタしますですハイ。













演歌のココロ [bromeliads]

チンキー界では、ワリにヂミな存在と思われるクリプタンサス。
てか、フツーの園芸店でも売ってるし、ソモソモがチンキーではないのカモ。
でも、2方向の葉だけヤケに伸びていくヘンな姿や、葉模様、色、名前、ナドナド・・・・・飼い主的にはソコハカとなくチンキー臭が感じられて、かなり好きなのでした。





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Cryptanthus hyb "Circuit Breaker"

トコロがこのヒト達。
売り場にいる時はチッコクて可愛いくせに、我が家に来てから調子に乗ると、グングン大きくなって子を吹いて・・・・・
スペース的に、ベランダでは手にオエナクなります。
飼い主はクリプのコレを、暴走、と呼んでオソレテいるのでした。
このヒトも昨年暴走し、株分けをメンドがった飼い主のせいでこんな状態に。
おまけにベランダへ出して間もないタメ、色は冴えず、葉先も枯れこんで・・・・・
もはやクリプの良さはカンジられず、乾物のワカメにカビが生えた様な・・・・・そんな風情すら漂わせているのデス。





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あぁ・・・・・コレはさすがにヒドイなぁ・・・・・と思いながら見てみると、真ん中から、小さな白い可憐な花。
しかも、周りにはスデニ咲き終えた花がホロホロと。
うーん、カワイソーに。
ヂミな花ながら、葉が本来の美しさを保っていたら、もうちょっと綺麗な開花だったろうにと、飼い主はジャッカンの罪の意識を覚えるのでした。





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ボロボロになってしまった、そのココロを咲かせたかの様な、この可憐な白い花。
演歌だね、演歌。
ほぉ、陽気で好色な南米のヒトだとバカリ思っていたのに、まさかに和のココロを持っていたとは・・・・・ナドと、感心シキリの飼い主ですが。
サンバのヒトに演歌を歌わせてしまったのは、モチロン飼い主のズサン管理。
だいたい、デカクなるのも群生するのもフツーだからね、暴走とかじゃナイからね。
フツーに育ってんのに、暴走扱いなんてされてりゃ、そら演歌のヒトツも歌おうかと言うモノ。
スマンかったね。
まぁ、コレから夏だから、今年は思い切り暴走するのを許してあげよう。
その前に、まずは株分けかな。






クリプの管理も、まだまだわからないコトがイッパイ。
根もない状態で2カ月以上耐えたかと思うと、絶好調だったのに唐突に芯がツブレちゃったり。
過去には、大事にしてたカッチョ良いクリプをダメにして涙したコトもあり・・・・・まだ学ぶコトが多い様・・・・・なのですが。
とりあえずこのヒトが、演歌のココロを持ってるってコトだけはわかった、飼い主なのであります。













最後のイチリン [bromeliads]

最後の最後、ホントに最後?





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Tillandsia mauryana

緑の花を咲かせるヒトデ、モーリアナ。
3カ月前から花苞を見せて、咲くぞ、咲くぞ、と僕をビビらせて。
なんでビビったかと言うと、まだ寒かったその時期は、室内栽培の真っ只中だったから。
室内栽培中に咲いてしまったがタメに、日照不足で色づかなかったチラ達を何度も見てきた僕であります泣いてきた僕であります。
毎年咲くようなヒトではナイうえに、ピンクオレンジの花苞と緑花のコンビをどうしても見たいと、以前より念じてきたヒトでもあります。
じりじりと気温の上昇を待つ日々が続き、1月ホド前、最低気温が10度越えるか越えないかくらいのコロ。
どっせーい、やっちゃるわー、と思い切ってベランダへ放出。





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まだまだ寒く、乾燥の著しいベランダの環境にモーリアナはジッと耐えてくれて。
綺麗に染まった花苞と花は、僕が待ち望んでいた取り合わせ。
でも、折悪く、休日というと仕事、雨。
空の上の方にいる誰かさんのイジワルが続き、写真に収められずにいたのでした。
そして、季節はヒニヒニ暖かさを増していき。
花も一輪、2輪、3輪、と咲き続け。
僕もビビり続け。
でも、本格的に春になって、誰かさんも仕事が増えて忙しくなったモノか。
先の週末、イジワルが手薄になった隙をついて、パチパチと。
1枚、2枚、3枚、と、僕の右手の人差指が唸った次第なのでありました。





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スデニ花はおおかた終わってしまっていて。
最後に咲いていたのが、この一輪。
もう新しい花が出て来る気配はなく、おそらく最後の最後に待っていてくれた一輪なのです。
せっかくだから枯れた花弁は取っちゃって。
おめかししての、記念の一枚。





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緑花バカリが素敵かというと、そんなコトはまったくなくて。
このヒトは葉もやや緑がかっていて、薄いモスグリーンといった色あい。
粒だった様なトリコームも、とても素敵。
花がなくても、その形や葉色で飼い主をジューブンに楽しませてくれていた、この1年半だったのです。
緑に緑を重ねて、そこへ少しだけ赤系の差し色を加えたその姿を見るのは、僕にとっても感無量と言ったトコロ。





今年の春を飾ってくれた、最後の一輪。
次の一輪を見るコトが出来るのは、いったいイツになるのでしょうか。
まさかコレが、ホントにホントの最後とか・・・・・・?
さすがに誰かさんもソコまでイジワルじゃない、と信じたいトコロです。













ワレ、救出に成功セリ [bromeliads]

成功したんじゃ、ワ~レ~。





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Tillandsia rectifolia

昨年春に、店のカゴに無造作につっこまれていたボロンボロンのレクティフォリアを救出。
レクティフォリアは前から少し気になっていたのですが、ナゼわざわざボロボロのヒトをお招きしたかと言うと。
時々みかける、「ボロチラを救出して今ではこんなにリッパに」ってな話に、一度自分でもトライしてみたいと思っていたからであります。
たまたまソレが、このレクティフォリアだったってワケ。
今ではスッカリ綺麗になって、先ゴロめでたく花開いてくれました。





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この順調な経過は、おそらく僕の手柄ではなく。
思うに、偉大なるはその血筋。
イオナンタとシーディアナの自然交配種、ってなワケのヨーですので、成長はいたって早く、性質はいたって強く。
夏から秋にかけてずんずんずんと育って、今や枯れ枯れだった葉は追いやられ、ホトンド目立たなくなりました。
淡い黄色い花、と聞いていましたので、この姿でその花はチト地味じゃね?と思ってたのですが、花苞が真っ赤でとても綺麗。
地味な黄花も、赤い苞との取り合わせだと、品のある色あいに見えます。





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花の付け根のトコに、少しだけ紫の差し色。
ちょっとした小技も見せるこのヨユー。
花序が出てから咲くまでがチト長く、2月くらいかかりましたので、その時だけは、チラのいつものあのカンジかと、ハラハラしっぱなしの飼い主でしたが、初めての救出の成功にチョーシに乗った今となっては。
こいつ、コレから30個子株を吹くに違いナイ・・・・・と、信じて疑わナイのです。





さて、初めての救出は成功したモノノ。
記事を書きながら、自分でも気づいていなかった矛盾に気付いたトコロがありました。
我が家には、飼い主みずから救出が必要な状態にしたヒト達がいくつか。
何故このヒト達を救出せず、外からわざわざ救出の必要なヒトを招いたのかという、自分の心理についてです。
思うに・・・・・・強いヒト→いつでも元気→弱るのは難しいヒト→救出必要→飼い主手におえず→外から弱っている強いヒトを→元気に→飼い主チョーシに乗る・・・・・・の様な気が。
サイテー。
飼い主、サイテー。
反省した飼い主は、これからは我が家のヒト達の救出に、本気で乗り出す予定です。













つなげ!チランズ!! [bromeliads]

明日につながる、我が家のチランズ!





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Tillandsia neglecta

ネタに困りガチな冬場の飼い主を救うベク。
ブログの穴を埋めるベク。
ここのトコロ、我が家のチラ達が一大奮起。
ゾクゾクと開花しています。
今年は可能な限りベランダに出しているタメか、ワリと綺麗に咲いてくれるヒトが多く、色んな意味でウレシイ飼い主なのでした。





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いつものチラの花ですが、ちょっとラメが少ナメで、マットなカンジのある花苞。
夕暮れ時に撮ったタメ、少し赤い光に照らされて、青というより赤紫っポイ花味。
でも、僕が感心しているのはソコじゃなくて・・・・・・





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この、葉茎を染める紫色のコーティング。
コレ、僕大好きです。
ネグレクタって、あんまイメージが湧かないというか、画像なんかで見てるブンには、アエラントスとどうチガウの?ってカンジでした。
でも、実際に自分の手元で見てみると、葉の長さとか丸みとか色味とか・・・・・少しづつチガっていて。
特に、寒くなってから染められた、この紫色はアエラントスにない色あいで・・・・・
今ではアエラントスとは全くのベツモノに見えるようになり、僕の大のお気に入り。
派手さに欠けるトコがイイよね・・・・・
ヤー、チミのコト・・・・・甘く見てたよ・・・・・ショージキ、スマンかった。





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ハヤバヤと仔も吹いて、花後の支度もパヤパヤと。
してオイデです。
先日、ネグレクタの群生株を見る機会がありました。
差し渡し1mはあろうかという、その群生株は、葉はスキマもナイくらいにみっしりと詰まり、そのくせしっかり丸みがあって、紫色がギュッと濃くって、ソコココからこの花が伸び出ているという・・・・・ソレはモー・・・・・泣
あんなスゴイのはムリですが、まずはこの仔をギュッと詰めて育テテあげるショゾンです。
ショゾン・トーピドーです、発射です。





イヤイヤしかし、ウレシイねぇ・・・・・・
先日のアッチはアレだったケド・・・・・・他のヒト達は、毎朝外へ出してる効果が出てるみたい。
ソレもウレシイし、結果として綺麗に色づいて、花期も長く、花も同時にたくさん咲いてるみたい。
コレもウレシイし、結果として、光合成するとヤッパ力が作られるんだなぁ・・・・・みたいのが実感できた。
コンナンもウレシイね。
デモデモ、一番ウレシイのは。
飼い主のピンチを救うベク、ゾクゾク咲いてくれたチランズの気持ちかな。
谷間の季節をつなぐベク、ワレもワレもとつながって咲いてくれて。
そのココロもちが、一番ウレシイねぇ・・・・・泣
デモ、こんなコト真顔で言えちゃう性格に生まれたコトが、ヤッパ一番ウレシイかな。













取っ散らかっちゃっタ [bromeliads]

アッチとコッチでドーしてコーも違うのか・・・・・





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Tillandsia jucunda

ホワイトスターとジュクンダ。
似たヨーなヒトを並べて栽培して2年。
アッチは不健康に咲き、コッチはホボ思ってたトーリの姿で咲いてくれました。
もう少し伸びやかに花序を伸ばして、ゆったり下垂して咲いて欲しかったかな・・・・・
でも、アッチの開花にショックを受けているコッチとしては、コッチの開花はジューブンにマンゾクできるモノ。





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良く言われるコトですが、昨日のアッチと今日のコッチ、本当にソックシ。
薄いピンクの花苞と、淡い黄色の花。
本当にソックシ。
本当・・・・・・
アノさ、コレってさ、ヒョットして・・・・・おんなじじゃね?
アッチもコッチも、おんなじじゃね?
このヒト達、咲かなきゃ区別つかないくらい似てるから、売る側でトッチラカッチャッテ、アッチとコッチと札間違えて売ってたりとか・・・・・あるんじゃね?
・・・・・・ホントだとしたら、コッチの身にもなって欲しいモノ。





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アッチの開花がアレだったコトもあって。
凹んでネガティブになってるコッチとしては、そんな疑惑もワイテ出ようかというモノですが。
でも、ヨクヨク見れば少し違うのです。
我が家では、アッチの方が花色の黄色が濃くて、コッチの方が淡いみたい。
でも、チランジア・ハンドブックで見ると、コッチの方が、花苞・花ともに色が濃いんだけどなぁ・・・・・
まぁ、光の具合とかもあるし、画像一枚で判断はできないとは思うモノノ・・・・・
アッチは、言うなればバイブル的なモンだからね。
信頼できるモノだと思うし・・・・・
でも、だとしたら、我が家の2つはおんなじじゃなくって、アッチがコッチで、コッチがアッチってコト?
ヒョットして、良く似てるモンだから、売ってる側でトッチラカッチャ(ry
まぁ・・・・・イイんだケドね。
薄い花弁に光が透けて・・・・・めっさ綺麗だし。





コッチのヒトは、この2年にわたる、僕のトッチラ栽培に耐えて想像ドーリに咲いてくれました。
コレならば、コッチの努力もムクワレようかというモノ。
しかし、2つ並べて栽培しテテ良かったよ・・・・・
アッチだけだったら、ショック倍だったね、倍。
軽くパニックだったと思うね、ベランダで。
でも逆に。
ヒョットして、この2つを並べて栽培してたコト自体が間違ってたんジャ・・・・・?
並べて栽培してた理由はただヒトツ・・・・・似てたから。
ヒョットして、性質的にはゼンゼン違ったんじゃね?
似てるだけで、同じ管理してたからダメだったんじゃね?ヒョットして。
だとしたら・・・・・ドーリで開花に差がつくハズだよ、コレ・・・・・
ソレとも、個体レベルでの状態の差が出ただけ・・・・?
ソッチの可能性もあるわな・・・・・
ソッチなら、ある程度は仕方ない部分もあるかもな・・・・・
うーん・・・・・なんで、アッチとコッチでこんなに差がついたかなぁ・・・・・
この数日というモノ、僕のおつむの中はこのコトでイッパイ。
ナイ知恵しぼってドーリだてて考えようと、思いドーリに咲いたコッチの横で頭を抱えているのですが・・・・・
普段頭を使いなれないコッチとしては・・・・・すっかりトッチラカッチャッテるのです。













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