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今年一番嬉しかったコト [mesembs]

チッコイけど、一番。





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Conophytum achabense
Achab farm S.H

ひとりポッチのアチャベンセ。
何年たっても、ひとりポッチ。
毎年ミリ単位で大きくなるコノヒト、今年でようやく1センチ・・・・・ないカモ。
でも、今年は本当に嬉しいコトに、ごらんの通り、花を咲かせたのです。





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光を反射する薄い花弁が、まるでフィルムの様な花。
薄紫も秋っぽくてイイカンジ。
欲を言えば、せめてもう少し天気が良ければ。
綺麗な花だっただけに、この曇り空が本当に残念で。
ひとしきり天に向かって悪態を吐きましたが、あんまりやりすぎると次の夏を越せなくされそうだったので、適当なトコロで切り上げたのです。





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相変わらず愛らしいシモブクレ☆ボディ。
毎年ミリ単位で育つのが、モッパラこのシモブクレのトコロバッカリなのは、むしろ嬉しいトコロ。
我が家に来た時に比べて、フォルムの特徴がよりハッキリしてきた気がします。
涙滴状の窓も、ナカナカニ綺麗。
ただし、小さな窓ですから、ヨッポド目を凝らさないと見えませんが。





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シモブクレ☆ボディだけでもチンミョーな姿なのに、自分の体より遥かに大きな花を咲かせているこの姿ときたら。
健気なコト、コノ上なし。
見ているとなんだか、花を咲かせ終わったら精根つきハテテ、シオシオと萎れてしまいそうな気がしてきて。
思わず、頑張れ・・・・・、と声をかけたくなってくるのです。





しかし、3シーズン目でコレだからなぁ・・・・・
増えるなんてコト、あるんだろうか。
メセンは相変わらず育て方が掴めないし。
うまくやってるつもりでも、夏を越せないコトがタタあるしね・・・・・
でも、シモブクレたコノヒトが、2人ならんで花を咲かせている姿・・・・・ソーゾーしたダケで、グッとくるホドニ愛らしく。
もしソーなったら、コリャモー、嬉しいなんてレベルじゃない気がして。
なんとかソコまで、上手く育ってホシイ・・・・・と。
先ほど適度に悪態をついた天に向かって、シオらしく祈る飼い主だったのでした。













安らかにネムレ [mesembs]

春と言えば、オシリ達が眠りにつく季節・・・・・・
の、ハズなのですが。





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昨年より新たな趣味として、自転車に乗りハジメた飼い主。
走ってるダケで楽しいのに、結果としてダイエットにもナリ。
天気の良い休日には、午前中に自転車、午後にベランダという、タイヘンな贅沢をマンキツしているのです。
先の週末にも、朝起きると60kmほど走り、午後はベランダ。
2日雨が続いたノチ、とてもよく晴れた火曜日の夕方、仕事終わりに40km。
昨日の水曜日にも夕方から30kmと、調子に乗って乗りまわしていたワケであります。





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Lithops karasmontana ssp.karasmontana v. karasmontana "Top Red"

トコロが帰宅後。
夕ごはんも食べ終わり、ホゲホゲと駄ブログを書き散らかしているコロ。
ナンか・・・・・オシリいてぇ・・・・・・と。
ジョジョに強くなる痛みを不審に思い、オソルオソル触ってみると・・・・・
ハ・・・・・ハレとる・・・・・・と。
小指の先くらい。
うーむ、コレは例のアレになってしまったのかも・・・・・まぁ、ほっときゃ治るっしょ♪
ナドト、そのコロはまだ余裕だったのでした。





賢明なる読者の皆さまはもうお気づきでありましょう。


・・・・・そしてその夜、タイヘンなコトに。





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Lithops bromfieldii Rubrobrunnea


夜半。
オシリの激痛にて目が覚め。
以降は眠れず。
仰向けがイカンのか、と、横になってみたりうつぶせになってみたりするモノノ。
ただジッとしているダケでも、耐えがたいくらいに痛く。
痛みと、オノレのオシリに何かタイヘンなコトが起こっているというキョーフとで、マンジリともせず。





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Lithops lesliei Albinica C36A

ナントカ朝方うとうととできた後、目が覚めて動こうとすると、痛みで動くコトすらできず。
コ・・・・・コレは・・・・・オレの知っている例のアレの範疇をイツダツしているのでは?・・・・・と激しくドーヨー。
オソルオソル触れてみると・・・・・3cmくらいハレているのデス。
タ・・・・・タイヘンなコトになってしまった・・・・・と半泣き。
そんな半泣き飼い主だったのデスが、もうリッパなオトナのタメ。
オシリ痛いので休ませてください・・・・・とも言うワケにもいかず、とりあえず職場へ・・・・・とは言うモノノ。
ナニシロ、ジッとしているだけでホントに痛いので、歩くのはもっと辛く。
う〇こ漏らした子供の様な歩き方しかできないのです。
しょうがないのでタクシーを使い、職場へ到着。
冷や汗が出て来るホドの痛みの中、午前中はもうヒッシで働き。
昼に痛み止めを買いに行き、午後をナンとかしのぎ。
夕方にようやく、外科の先生に見てもらったトコロ。





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Lithops villetii ssp.deboeri C230A

見たトタン、「こりゃ大物ですよw切った方がイイですよw」と、先生。
「切るって・・・・・手術っすかキンキューっすか。」
「そうですね。」
「そうですか。」
「そうです。」
「マジッすか。」
「マジですw」
とのヤリトリの後、麻酔のお注射をちくーっとされました。
ウソの様に引いていく痛み。





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Lithops julii chrysocephara C205

あぁ・・・・・とため息が出るホド楽にナリ、今までイカニ痛かったかを逆に思い知らされた次第。
その後は、サクッと切ってもらい、溜まっていた血栓を取ってもらい、妙齢の看護士さんにオシリにテープを貼られ、終了。
ホントーに楽にナリました。





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Lithops julii "Peppermint creme" C349A

イヤー、ホントに助かりました・・・・と涙ナガラにお礼を言い、タクシーにて帰宅。
トコロが乗車中、麻酔がきれてきて。
フツーに座ってるコトが出来なくナリ、う〇こを漏らした子供の様な座り方に。
運ちゃんに不振がられながらの帰宅とアイナリました。





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痛みは切り傷の痛みへと変わり、相変わらず痛いモノノ。
ジッとしてても痛かった今朝とはウンデーの差。
刺激さえなければガマン出来る痛みに。
イヤー・・・・・キンキューして良かった・・・・・・
イイ先生だったな・・・・・時々口が悪いケド。
・・・・・そして、今。
う〇こを漏らした子供の様に椅子に座りながら、この駄ブログを書き散らしているワケなのです。





しかし、ナゼに突然、例のアレになったのか・・・・・今までそうした経験はホトンドなかったのに。
オソラクはヤハリ、新しい趣味、自転車のタメ。
園芸同様、自転車も初心者のタメ、なるべく効率の良い走り方を見つけるべく、ココのトコロ色んな座り方を試していたのでした。
たしかに、一昨日の火曜日、コレはイイ、と思われる座り方を見つけて、二日続けてその乗り方をしていたので。
おそらく、走る上での効率はイイケド、オシリにソートーな負担を強いる座り方だったモヨー。
オシリのケツ流が悪くなり、血栓が詰まり、血栓性外痔核と言う病気になってしまったモヨーです。
さて、イイ先生のオカゲでタイヘン楽になった今、飼い主はシミジミとこう思うのです。


オシリ達よ・・・・・安らかにネムレ・・・・・今はもう、春なのだから。













ある種のユーエツ感 [mesembs]

負ける気がしないのです。





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Meyerophytum meyeri
Riethuis MG1778.65

思い返せば2年前。
わが家にやってきたこのヒトは、最初からヒジョーに挑戦的なヒトでありました。
まだまだ小さな苗だったクセに、これから飼い主となる僕に、挑みかかるヨーな仕草が目につくヒトだったのです。





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写真で見た、愛らしい仕草が好きで招いたこのヒト。
でも、会ってみなければ、ホントのトコはわからないモノ。
まさかにそんな性格のヒトとはツユ知らず。
ショーライ気の弱い僕は、オモクソめんくらったワケですが、ソレでも好きで招いたワケで。
カイガイしく、お世話させていただくコトにしたのです。





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小さな葉の表面には、粒々とついた油滴が光って。
意外にセイチョーも早く、可愛らしい葉が日々増えていくのを見るのは、飼い主にとってもとっても楽しいモノでした。
でも・・・・・
増えれば増えるホドニ、このヒトの挑発はひどくなっていき。
愛すれバ、愛するホドニ、そんな性格がハナについていたのも事実。





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ソレでも、愛し続けられたのにはワケがあるのです。
小さな光る葉を連ねるその姿に、ムショーの愛を覚えたから・・・・・・それもひとつ。
ですが、もっと現実的な話として。
僕にはわかっていたのです。
いくら挑んできたトコロで、このヒトに勝ち目などないコトを。
僕は人間様だから。
人としての叡智を、この手に結集すれバ。
僕がこのヒトに負ける日など、永遠にこないコトを。





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だからコソ、耐えるコトが出来たそして愛を注ぐコトが出来た・・・・・
人間様とやらの、あざとい計算かもしれません・・・・・
でも、日々この挑発に耐えながら、それでも日々このヒトを愛しツヅけるには・・・・・
ソレしかなかった・・・・・
なかったのです・・・・・
そんな飼い主の思いを知ってか知らずか。
ハタマタ、植物の悲しい性か。
このヒトは、僕の愛を一身に受け、その結果として。
今年もその手を増やしては、また挑みかかってくるのです。





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でも・・・・・
その物量作戦では、僕には勝てない・・・・・
勝てないんだよ・・・・・泣





あれから2年。
愛らしいその手を、山ホドに増やしたこのヒトの姿は、言うナレバ僕の愛の結晶ソノモノ。
しかしナゼ、このヒトは、そのスベテを僕への攻撃に費やそうとするのでしょうか。
コト、ココに至っても、愛さめやらぬ僕だから。
これからも一緒にいるタメに。
今日も水をやりながら、下の方でコッソリと。
ギュッと、この手を握り締める僕なのでありました。













光の雫 [mesembs]

何故そうなのかはわからないけれど。
きっとそうなのでしょう。





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Phyllobolus sp.

寒くなると伸びてくる、たくさんの腕。
たくさん、本当にたくさん。
光を求めてなりふり構わず、たくさん、たくさん。





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光は落ちてくる物だから。
普通は、それを受け止める為に。
天に向かって、器を捧げて待つものなのに。
何故、彼はこんなに細い腕を伸ばしているんだろう。
これでは降ってくる物を、何ひとつ受け止められないと思うのに。
でも、そう思うのに、何故、彼の腕はきらきらと光っているんだろう。





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それは、集めた光の雫が滴っているから。
たくさん、たくさん、滴っているから。
受け止める事など出来そうにない、うねる様なその腕で、周りの光を絡め取ったかの様に、雫がたくさんついているから。





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本当にそうなのかもしれません。
僕の見てないところで、ひょっとしたらこの腕は、本当にうねうねとうねっているのかもしれません。
光を求めて、なりふり構わず。
あたり構わず投げ出した、このたくさんの腕で、必死で光を絡め取り、かき集めているのかもしれません。
信じがたい事がすんなりと頭に浮かぶのは、このたくさんの雫のせい。
そうでなければ、こんなにたくさんの光の雫を集められないと思うから。
腕の付け根が、美しく赤く染まっているのは、きっと必死で集めた光の熱のせい。




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それでもまた新たに腕を伸ばそうとするのは、まだ物足りないから。
まだまだ大きくなって、もっともっと光を集めようとしているから。
みっともないくらい貪欲に、生きようとしているから。
でも、これは彼だけじゃなくて、生きている誰にだって言える事。




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そんな役目を終えた去年の腕は枝垂れていて、まるで今年の寒さから身を護っているかの様なのです。





きっと、そうなんでしょう。
彼は、光を受け止めるのではなくて、絡め取っているのでしょう。
皆が、器を捧げている時に、何故、彼だけがそうなのかはわからないけれど。
僕はそれを、とても美しいと思うのです。













パパだって咲く [mesembs]

たまーに友人宅などにお邪魔した際に、友人がえらい言われてるコトがございますな。
オヤジクサイだの、フケツだの、ギャグが冴えないだの、パンツがクサイだの・・・・・
ヨメ・コドモから、えらい言われてるコトがございます。
せつなし。
友人として、せつなし。
仕事場での友人の頑張りを見ていれば見ているホドニ・・・・・せつなさ倍増であります。


ココは一発、友人を代表して、ヨメ・コドモの皆さんに、おまいらの父さんは頑張り屋さんだぞ!!、と言ってやりたい気持ちにもなるワケでアリます。
男前だぞ!、と。
クサくなんかナイぞ!、と。
だがしかし、モシ言ってしまったバヤイ。
その場の空気は悪くなり、ヘタすると二度とお呼ばれされるコトもなくなるヤモしれず・・・・・もっとヘタすりゃ、僕の帰宅後に友人家庭に物凄い空気が流れる可能性もアリ。
言えませんなぁ・・・・ヤッパシこのバヤイ。
ショーガナイのでこのバヤイ、ヨメ・コドモの皆さんと一緒になって、そーだクサイぞおまい!、などと、友人を攻め立てるしかなかったりするのでアリます。
他に選択肢なぞ、ナイのであります。




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Conophytum(Ophthalmo) verrucosum
Maansepan S.H

やっみーにーかーくれーてー生きーるーー♫
初めて見た時から、ソーとしか見えず。
しわしわとした窓が、ノーっぽいんだよね、なんか。
妖怪人間なら、コノ世に3人いるワケですが、お父さんですね、コノヒトのバヤイ。
ベムね、ベム。
なんてーかね、大きいんですよね、並んでる他のコノ達と比べて。
フタまわり以上もデカイので、もーパパ感が満載。
頼れるパパ、って感じ満載・・・・・ですが・・・・・





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ヨソ様からはそー見えていても、実際のパパにはイロイロあるハズ。
ベムやベロから、イロイロ言われたりするコトもあるハズ。
知らないうちに、お気にのパンツ捨てられたりしてるハズ。
間違いナシ。





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ベムならば、ココは一発、杖でも伸ばして大活躍する様を家族に見せたりするワケですが。
我が家のベムには杖なぞなく・・・・・
ココは一発、咲いて見せた、と。
こーゆーワケでありまショー。
パパだって咲くんだぞー!、と。
咲いちゃうぞー、と。
クサくないぞー、と。
愛する家族に認めてもらいたい・・・・その一心で、頭のテッペンから噴き出した情念のイチリン。
もはや飼い主、泪なくしてこの花を見るコトなぞ出来ず。
クサイなんぞと、とんでもナイ。
清潔感あふるる、白い大輪の花でアリますムシューです。





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そんなパパの純な白花に、心を打たれた飼い主は。
ココは一発、飼い主を代表して、おまいらのパパはクサくなんかないぞー!、と。
今度コソ、大きな声で言ってみたケレドモ。
ベランダには、肝心のヨメ・コドモの皆さんなぞ、おいでにはならナイのでした。
友人宅での仇を、ベランダでとろうとするのは、やはりムボーだったモヨーであります。


その後、友人の仇討ちにシッパイした飼い主は、せめてもの友人への愛をこめて、ベランダのパパを慈しむ様に、ムキムキしてあげたのでした・・・・・・が。


・・・・・あれ・・・・・ナンかクセーぞ、コレ・・・・・
ムキムキした旧皮の裏側に、なんぞ、黒い点々がたくさん・・・・・
・・・・・カビ生えてんじゃん、コレ。
パパ、カビ生えてんじゃん・・・・・!
パンツにカビ生えてんじゃん・・・・・!
ダメじゃーん・・・・・と。
・・・・・・・・
やっぱ、クサイんだな・・・・・パパ・・・・・ホントは。



この経験から飼い主は、職場で男前の友人も、ホントにパンツがクサイのであろう・・・・・と、ジツに合理的な結論に辿り着いたのでありました。
ギャグはもともと冴えないしね。


てなワケで。
次回、友人宅にお邪魔した際にも、ヨメ・コドモの皆さんと、友人を攻め立てるコトになりそうなのでありました。
他に選択肢なぞ、ナイのであります。


















イモナナメセン [mesembs]

イモが好きでメセンが好きでヘンな植え方が好きなのです。





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Mestklema macrorhizum

ちっこいイモのてっぺんから、わんさと枝を伸ばして生い茂るみたいです。
みたい、っていうのは、生い茂り始めたら鬱陶しくなってきたので、今まで2回程大胆に切っちゃったから。
成長は旺盛の様で、切ったあとでもすぐに脇芽が出てきます。
小さくてあまり透明度の高くない葉っぱは、メセンのプリプリを楽しむにはちょっと物足りないかも。
でも、今の時期は赤く染まるトコロもあって、ナカナカ綺麗です。





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本当はこのイモ、枝が出てるトコロがちょうどてっぺんになる様に植わった、ごくフツーの植え方で我が家に来たんです。
でも、植えかえようと思ってヒッコヌイテみると、根が片側からしか出てなくて。
イツでもヘンな植え方にするチャンスを窺っている僕としては、コレサイワイとこんな植え方にしてみました。
なんだか、モグラが土から顔を出したみたいで可愛いと僕は思っていますが・・・・どうダロ?





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マッスグ植わっていたのをナナメにしただけなので、植えてからしばらくはバランスの悪さがイナメなかったのですが、枝の出ていない方をベランダの外に向けて数カ月ほっといたトコロ、最近になってイモの側に枝が茂る様になってきて、少しづつバランスがとれてきました。
願わくバ、イモの上にマンベンなく生い茂ってくれると嬉しいのですが。





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少し前に蕾がついて、あぁ・・・・咲きそうだなぁ・・・・・、と思っていたのですが、気づいた時には咲き終わっていたモヨーです。
小さくてヂミな白花のモヨー。
今ではメセンらしい鞘がついて、サクレツする日を待ちわびています。





なんとなくヂミなヒトなんですが、ちまちまと枝を切って整えていくのはケッコー楽しく。
脇芽もすぐ出るし、分枝も多いし、ひょっとして剪定というものをこのヒトから教えてもらえるカモしらん・・・・・と思っています。
今日見ると、イモ本体から新たに枝が出てきそうなトコロもあって、ヂミなクセに目の離せない、可愛いナナメのイモメセンなのです。













モケだカラ [mesembs]

モケはね、可愛いんですよ、モケは。
こう、チッコイ毛がイッパイ生えてて、ね。
モケモケしてるから、モケ、と、こう呼んでるワケ。
おじさんは。
ね?





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Muiria hortenseae “宝輝玉”

でね、びっくりするよ、聞いたら。
ね、モケはね、メセンでしょ、モケは。
ね?
モケはね、メセンだからね、夏にカラカラになってカラをかむり、秋にそのカラを破ってモケとなる。
そんなモケ・・・・・のハズだったワケ。
そうそう、そんなメセンのカンジの。
ね?わかるでしょ?
ところが、我が家のモケは、秋にカラを破るノミナラズ、カラの中にあったモケまで破れちゃったの。
カラが破れハジメたなぁ・・・・と思っていたら、カラと一緒に中のモケまで破れはじめて・・・・
そして中からモケがコンニチワだったの。
ね?びっくりしたでしょ。


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わかりますか、モケはカラを破ってモケモケの新しいのが出て終わりのハズだったんですよ。
ね?
わかるでしょ、メセンだから。
でも、うちのモケは、カラの中のモケも破れて、モケの中からモケモケしたモケの違うのが出てきたんですよ。
ね、びっくりしたでしょ。


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伝わらんか?
モケは本来秋にカラを破って、中からモケだけ出てくるハズなのですよ、ね。
なのに、中から出てくるハズのモケも、カラと一緒に破れハジメて、中からモケモケしたモケ・・・・そう呼んでるの、おじさんは、ね?、モケモケしてるからモケの新しいのからもっと新しいのがコンニチワって。
ね、びっくりでしょ、ね。


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あのね?!、簡単に言うと、カラの中からモケの中からモケですよ。
あえてもっと言えば、カラからモケカラモケ・・・・あ、もとい、カラからモケからモケですね。
わかりましたね、これで。
びっくりしましたか。


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あのね、カラから出てくるハズのモケがモケを出したんだってば。
ね?
そうでしょ、わかるでしょ?
モケがカラカラになってカラ、カラが破れてモケを出したカラモケも破れたんだってば。
んで、モケが出たんだってば。
ね?わかるでしょ、カンタンでしょ?




・・・・・・・
え・・・・?
ワザとでしょ、ワザとわかんない顔なんでしょ?
・・・・・・・
モケは本来カラをかぶってカラ、カラカラになって・・・・ね?、そうでしょ、わかるでしょ、メセンだから、ね?、カラカラのカラを破ってカラ、あ、かぶってから、ね?、かぶってカラ破ってカラ、秋になって、ね?、あ、秋になってからって言うのを忘れてた、ここは重要だよ、秋になってカラ、ね?、メセンだカラ、カラカラになったカラをかぶってカラ夏を越してたんだけど、秋になるとカラカラのカラを破ってカラ、中からモケモケが出てくるダケのハズだったんだカラ、ね?、それがね、んと・・・・あ?・・・・・あ、そうそう、秋になってカラ、ね?、中から出てくるダケだったハズのモケがね、カラカラのカラと一緒になってカラ、モケモケも一緒にね、破れたワケ、ね?、そんでモケだったワケ、ね?、コンニチワって・・・・いや、言ってはいないよ?言ってはいないけど、コンニチワしたんだよ、ね?


伝わらんか?!
・・・・
・・・・伝わった?!
びっくりしたでしょ?ね?


・・・・・・・あるよ、そういうのって・・・・・・・どういうコトよ・・・・・・・
・・・・・・・どういうコトよ?!あるよフツーにって、どういうコトよ・・・・・?!




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1個増えたんだよ!!












ひとりぽっちのシモブクレ [mesembs]

去年もひとりぽっちでした。
今年もひとりぽっちです。


僕の話じゃナイです・・・・・・




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conophytum achabense
Achab farm S.H

小さな小さな鉢の中に、ひとりぽっち。
秋から春は、ひとり静かに水を吸い・・・・夏の間は、ひとり皮をかむって眠りについていたのです。


小さな小さなヒトですから、みるからにヒヨワイ気がして。
昨年の今ごろの僕は、こんなんじゃこのヒトは夏を越せなそうだ・・・・とひとり悩んで、ハラハラとしていました。
秋になって、小さな小さな皮だけが残っているヨースをソーゾーしては、ひとりモンモンとしていたのです。
ひとりぽっちで、ハラハラモンモン♪だったのです。


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愛らしいシモブクレがこのヒトのウリなんです。
でも、チッコすぎて、イマイチわからないのです。
でもでも、去年よりはスコシ大きくなってるのです。
だいたいからして、どのくらいの大きさになるのかがわからないのです。
だもんだから、ナニをメザしているのかがわかんなくなってきて。
だんだんだんだん、不安になってくのです・・・・・

なんにしても、ひとりぽっちなのです・・・・・




ん。
わかるよ、チミの気持ちが。
ひとりぽっちで春を待ってるんだよね。
わかった!
僕も応援するよ。
ひとりぽっち仲間としてね。
ぜひ応援させてもらう!
お互いガンバローぜ、春をメザシてさ!
春のハジメに、一回ヒリョーでもあげよう!
そして、いっしょに、ふたりという名の春をメザそうぜ!!
でもね・・・・
人生のセンパイとして、ヒトコトだけアドバイスすると・・・・・・








春って、必ず来るとはかぎんないんだよね・・・・・(ボソ












おすましマメ [mesembs]

いやー、寒いですね。
少し陰になるトコロでは、まだまだ雪が残っていますよ@神奈川
雪があると、お天気以上にまわりが明るくなって、気分が良いです。
でも、切れる様な寒さが困りモノですが。


今月は、仕事で大きな案件を3つホド抱えるヨテイだったので、チト気合いが入っていたのですが、直前になって2つが消滅。
残るは1つだけとなりました。
おかげで、ややホッとしたのです・・・・・・が。
1つは相変わらず残っていて、おまけにコレがイチバンの難問だったりもしますので、気を緩めない様にガンバロウ、と。
締まってイコー、と。
自分に言い聞かせる、そんな毎日なのであります。
そんな毎日なのでありますが・・・・・


見ていると気の緩みそうな顔つきのヒトがおりまして、コレがまたメゴいワケでして。




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Conophytum cv. Rugosa

ビビッドな模様が入るワケでもなく、ことさらヘンな形をしているワケでもなく。
どっちかというと、ふっくら丸々と、朴訥としたトコロが魅力なこのヒトです。
ふっくら丸いその形は、見ているとついナゴんでしまい、張り詰めていたキモチもひたすらに緩んでしまうのでした。
前からこの素朴さを可愛がってはいたのですが、ちょっと気取った鉢に入れてあげたところ、なんだか、マゴにもイショー的な愛らしさを醸しているのサッコンなのです。
見ていると、飼い主は、自分に似て器量のよろしくない愛娘に、七五三の衣裳を着せてあげたような気持ちになってくるのでした。
なんだか、良く言えば素朴な愛娘が、パパにむかっておすまししている様な気持ちになって、ソラモー、メゴくてナゴんでくるのでした。


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我が家でひと夏越えて、ソレナリに増えてくれました。
ヒトリの脱落者もでず、ナカナカニ強健なご様子。
この寒い中でぎゅっと詰まってる様子は、まるで、おしくらまんじゅうをしている様で、ジツにメゴいのです。


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あくまで丸いその形は、まるでソラマメのよう。
しかも、ゆでた後のヤツ。
割るとほくほくとした湯気が立ちそうなのです。
噛むと、ユリ根の様な、ほっこりとした、ナゴむ旨さがありそうなのです。
ちょっと塩を振ると、更にナゴむのではないか・・・・そんな気すらしてくるのです。
ちょっとだけなのですかけすぎてはナラナイなのです。


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こんもりと地面から盛り上がって群生しています。
この、こんもりと、が、ふっくらとか丸々とかとつながって、ますますメゴいのでした。
目に入れても痛くないのですがホントには入れないのでした。
さすがの飼い主も、そこまでオロカではないのでした。


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でも、アチコチの角度から撮って、イチイチメゴがるくらいにはオロカなのでした。
ドッからドー見ても、やっぱメゴいのでした。
こうして長いコト、メゴんだりナゴんだりしていると、どんどん気持ちが緩んでくるのでした。
そらモー、ずんずんと緩んでくるのでした。




いやー、メゴいわ泣
我が子ながらメゴい泣・・・・我が子じゃないけど。
コレならドッカしらにはヨメに行けそうだわ・・・・ドッカしらには。
あ、でも、やらんよ、メゴいし。
メゴいからヨメにはやらんよ、うちの娘は。
娘じゃないけど。


緩みきってこんなコトまで言い出したとき・・・・フト。
こう思うのです。
パパ、こんなんでお仕事、大丈夫なんだろうか、と。


そしてパパ・・・・・もとい飼い主は、気を引き締めなおすのでした。
ココんトコ、コレを繰り返しているのでした・・・・・
大丈夫なのでしょうか・・・・イヤ、ホントに。












咲いてしまうキモチ [mesembs]

寒いけど、良いお天気・・・・って、なんだか好きです。
タダでさえ寒冷地仕様の体に、サラニ厚着をしまくって、重ねて重ねて、あったかくして、でも手と顔だけはどうしても寒いよね、って・・・・白い息を吐きながら、冴え冴えと青い空を見上げているのは、とても良い気分です。
青い空を見上げながら、冷たい空気を思い切り吸い込むと、なんだか、体が全部新品になった様な気がして、寒さにコワバル顔も、ついホコロんでしまいます。




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gibbaeum dispar

無比玉の花が咲きました。
その日は、とっても寒く、でもとっても良いお天気で、空は青々と晴れ渡っていました。


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咲きそうだな、とは思っていたんです・・・・少し前から。
でも、こんなに一度に咲くなんて。


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透明感のある、ツヤツヤと空を反射する紫色。
紫は徐々に白に変わって、その中心にはふわふわとした黄色。


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そんな美しさが、よっつならんでいました。
僕は、小さな鉢を、どうしても寒いその手にとって、しばらくの間眺めていました。
青い空の下で、白い息のむこうに見えるふわふわとツヤツヤは、しばらくの間、寒さをこらえる価値があったからです。


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この不思議な、やわらかそうな生き物が、この美しい花を咲かせているのです。
寒い中で、種をのこす為に必死で咲いている様にも見えますし・・・・居心地の良い寒さと青い空に、つい咲いてしまった様にも見えます。


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そのどちらなのかは僕にはわからないけれど・・・・
青い空を見上げて良い気分になっていた時の僕の頭にも、こんな花が咲いていた様な気がして、少し可笑しくなりました。
そして、このヒトがこんな日に咲いてしまう気持ちが、なんだかわかる気がしました。
咲くってどんな気分なんだろう・・・・・
それは僕にはわからないけれど、今日咲いてしまう気持ちは、なんだかわかる気がしたのです。




僕が空を仰いでホコロんでしまうのと、このヒトが空にむかって咲いてしまったのと。
何か共通点があったら素敵だな、と思います。
絶対にわかりあえない僕とこのヒトに、何か共通点があったら素敵だな、と思います。












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